「エコフードマイスター」資格制度

環境と身体にやさしい食と農業の普及に関する活動
I-ECO NGO国際環境協力機構

今の時代に必要とされる資格.jpg

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近頃、自給率の低下・食料価格の高騰・食品偽装など身近なところで食糧の話題が増えています。原油価格高騰に伴い、穀物価格も高騰。100年に1度の金融危機が起き、原油価格が下がっても、食糧の価格にはほとんど影響されませんでした。
とても不安定な世界状況の中、自国の食糧確保のために、いつ輸出規制を行われるかわかりません。2008年10月までに15カ国が輸出規制をおこないました。輸出規制が起きると、輸入に頼っている日本は、お金を出しても、今まで通りの食糧が買えなくなるという状態に陥りかねません。

日本はまだ食糧危機という事態にまでは及びませんがすでに飢餓とは無縁だった国々の中間層(サラリーマン)にまで食糧危機は押し寄せています。食糧高騰のあおりを受けて、今まで週に2~3度食べた肉も、1ヵ月に1度しか食べられないといった事態が起きています。
食糧が燃料に代わる時代。そして自動車と人とが食糧を奪い合う時代。2007年から2008年にかけて世界の飢餓人口は1億5000万人増え9億6300万人になりました。多くの原因は食糧高騰といわれています。

その一方で、日本では賞味期限切れや規格外などの食品廃棄が年間1940万トンにものぼります。この量は、日本の輸入食糧の3分の1に相当し、途上国の4600万人の年間食糧に匹敵します。このように、飢餓人口が増え続ける一方で、食糧を大量に廃棄したり、過剰生産作物をもてあましたり、栄養過多で悩んでいる人を多く抱える国もあります。その原因の多くは、食糧の流通のしくみや不平等な食糧配分にあります。

このまま多くの人が現状を知らないで生活していると、近い将来、本当に日本にも食糧危機が襲ってくるでしょう。この危機を打破するのに必要なのは、ひとりひとりがきちんと状況を理解したうえで、それぞれの人が気づき、自分のできることを、ひとつづつ行動していくことから始まると思います。そのためには、まず正しい知識を得ることが必要と考えます。


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世界の飢餓がどのようにして起こっているか、食糧はどのようにして作られ運ばれているのか、食糧自給率はあげられるのか、食の安全とは何なのか、日本にも食糧危機は来るのかなど多くの問いかけに対し、「テキストから学んで、自分で答えを見出していく」という学習法をとっています。

さらに、どのように環境を守り、どのように食糧を配分し、どのように作物を育てていくのがいいのか、食品偽装が絶えない世の中で、何か安心で何が問題なのか、そして今自分たちが気づいて、行動しなければいけないことは何なのか。などさまざまな方面から検討し、自分で答えを見つけ、行動できるよう学習していきます。
そして「エコフードマイスター」の資格を得た人たちが、「環境と身体にやさしい食と農」に対する意識を高め、ひとりでも多くの方々に、食糧事情の現状と食糧の大切さを広めていただけたら嬉しく思います。

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